法人の不良債権処理と税務の対応

  • 3,168 円 (会員価格) (税込)
  • 定価: 3,520 円 (税込)
  • 著者

    税理士 内山 裕 著

  • 出版社

    清文社

  • 発行日2022年08月05日
  • 判型A5判 356 頁
  • ISBN978-4-433-71252-5

取引先の経営破綻などで不良債権が発生した際の税務処理を整理。
貸倒損失の計上や不良債権の譲渡等におけるポイント、子会社の整理・債権のための債権放棄など、実務上の論点を詳細解説。

在庫4個

【商品説明】

取引先の経営破綻などで不良債権が発生した際の税務処理を整理。
貸倒損失の計上や不良債権の譲渡等におけるポイント、子会社の整理・債権のための債権放棄など、実務上の論点を詳細解説。

【目次】

第1章 総説
Ⅰ 債権者における不良債権等への対応
Ⅱ 対応する税務処理と留意すべき事項
Ⅲ 債務者における債務免除益等への対応

第2章 貸倒損失の計上
Ⅰ 概要
Ⅱ 貸倒損失処理において税務上留意すべき事項
Ⅲ 金銭債権の貸倒損失の取扱い

第3章 不良債権の譲渡等
Ⅰ 債権譲渡と債権の現物出資(DES)
Ⅱ 不良債権の譲渡と税務
Ⅲ 債務の株式化(DES)と税務

第4章 子会社等の整理・再建のための債権放棄等
Ⅰ 経済的利益の供与と法人税法上の寄附金
Ⅱ 子会社等を整理・再建する場合の債権放棄等損失負担の取扱い
Ⅲ 第二会社方式
Ⅳ 災害の場合の得意先等に対する売掛債権の免除等

第5章 不良債権等の処理とグループ法人税制
Ⅰ 完全支配関係にある法人間の資産(金銭債権)の譲渡取引等
Ⅱ 完全支配関係にある法人間の寄附金、受贈益
Ⅲ 完全支配関係にある子会社の解散、清算をめぐるグループ法人税制

第6章 役員又は使用人等に対する債権放棄等
Ⅰ 概要
Ⅱ 具体的な取扱い
Ⅲ 債務者(個人)における債務免除益課税の特例

第7章 債務者における債務免除益等への対応
Ⅰ 概要等
Ⅱ 欠損金の繰越控除
Ⅲ 会社更生等による債務免除等があった場合の欠損金の損金算入等

【著者紹介】

内山 裕(うちやま ゆたか)
税理士

昭和53年7月 東京国税局調査第一部調査審理課
平成8年7月 東京国税局調査第一部調査審理課主査(再生支援担当)
平成10年7月 東京国税不服審判所審査官退官
平成10年8月 税理士登録
平成15年4月~平成31年3月 事業再生実務家協会監事
平成19 ~ 23年 税務大学校専攻科講師
現在、主に銀行、証券会社等の金融機関、及び消費者金融、サービサー、決済代行サービス等、多量、多額の金銭債権を取り扱う企業の顧問として活動中である。

〈主な著書〉
・『会社税務マニュアル』(共著 ぎょうせい)
・『TAX & LAW 会社税務の実務』(共著 第一法規出版)
・『DHC 不動産税務釈義』(共著 第一法規出版)
・『Q&A リース取引の税務』(共著 新日本法規出版)
・『企業組織再編の法人税務』(共著 大蔵財務協会)
・『法人税実務マスター講座 貸倒れ』(ぎょうせい)