合併、分割、株式交換・移転、現物分配、現物出資等各組織再編成形態ごとに、取引の実態、税務仕訳・処理を豊富な図解例示を用いて詳細に解説。

序章
第1章　組織再編成に係る会計処理
第2章　組織再編税制における関連事項
第3章　「完全支配関係」及び「支配関係」
第4節　グループ法人税制と組織再編税制
第5節　適格組織再編成の概論
第6節　合併（共通項目）
第7章　適格合併
第8章　非適格合併
第9章　分割（共通項目）
第10章　適格分割型分割
第11章　非適格分割型分割
第12章　適格分社型分割
第13章　非適格分社型分割
第14章　現物出資（共通項目）
第15章　適格現物出資
第16章　非適格現物出資
第17章　株式交換（共通項目）
第18章　適格株式交換
第19章　非適格株式交換
第20章　株式移転（共通項目）
第21章　適格株式移転
第22章　非適格株式移転
第23章　現物分配（共通項目）
第24章　適格現物分配
第25章　非適格現物分配
第26章　組織再編成に伴う欠損金額の引継ぎ（他社欠損）の制限
第27章　組織再編成に伴う欠損金額の繰越し（自社欠損）の制限
第28章　特定資産譲渡等損失額の損金不算入制度
第29章　調整仕訳及び申告調整
第30章　設例
【参考資料】組織再編成　類型別比較表

渡邊崇甫（わたなべ　たかほ）
国税専門官として大阪国税局に採用され、主に大阪・東京国税局の調査部において大規模法人の税務調査に従事。特に国際取引、金融取引、企業再編成等を専門に調査する「国際調査課」等において最先端の税務執行現場に長く身を置く。国税庁長官表彰、国税局長表彰を受賞するなど調査現場実務に精通。また、国税不服審判所（本部）の審査官として各審判所における困難案件への助言業務にも従事。20余年勤務した国税局を2014年に退職。現在、神戸市にある国際税務コンサルタント事務所の所長として活躍中。