公開日: 2017/02/16 (掲載号:No.206)
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預貯金債権の遺産分割をめぐる最高裁平成28年12月19日決定についての考察 【第4回】「今後の対応・方向性及び本件決定に対する疑問点」

筆者: 阪本 敬幸

預貯金債権の遺産分割をめぐる

最高裁平成28年12月19日決定についての考察

【第4回】
(最終回)

「今後の対応・方向性及び本件決定に対する疑問点」

 

弁護士 阪本 敬幸

 

前回は、最高裁平成28年12月19日決定(以下、「本件決定」という)における双方の主張・補足意見等、本件決定の内容をより詳細に確認した。最終回となる今回は、本件決定を踏まえた今後の対応・方向性、本件決定における疑問点等について論じる。

 

1 今後の対応・方向性

(1) 総論

本件決定を含め、近年、遺産分割の対象となる範囲を広げる方向の最高裁判例が続いている。その実質的な理由は、当事者間の公平にあると思われ、今後もこうした方向は続くものと思われる。

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最高裁平成28年12月19日決定についての考察

【第4回】
(最終回)

「今後の対応・方向性及び本件決定に対する疑問点」

 

弁護士 阪本 敬幸

 

前回は、最高裁平成28年12月19日決定(以下、「本件決定」という)における双方の主張・補足意見等、本件決定の内容をより詳細に確認した。最終回となる今回は、本件決定を踏まえた今後の対応・方向性、本件決定における疑問点等について論じる。

 

1 今後の対応・方向性

(1) 総論

本件決定を含め、近年、遺産分割の対象となる範囲を広げる方向の最高裁判例が続いている。その実質的な理由は、当事者間の公平にあると思われ、今後もこうした方向は続くものと思われる。

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連載目次

筆者紹介

阪本 敬幸

(さかもと・のりゆき)

弁護士

東北大学法学部及び関西学院大学法科大学院卒業後、大阪弁護士会にて弁護士登録。

【著書】
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