私が出会った[相続]のお話
【第5回】
「相続財産を隠そうとするクライアントへの説得」
~税理士の品位と矜持が試される2つの事例~
財務コンサルタント
木山 順三
今回は相続事案で、遺産整理業務手続等の前さばきを財務コンサルタントの私が行い、税務申告手続は税理士先生にお願いした2つのケースをお話します。
その2つのケースは2年後の税務調査で、まったく異なる結果となったのです。
説得に成功したNさんのケース
〔相続前の状況〕
Nさんのご主人は山林業を営み、以前から妻・子供・孫たちに手持ちの山林の一部を贈与していました(贈与税の申告済み)。
その結果、木材売却等による所得が生じ、今や本人の保有金融資産額(2億円強)よりも家族の方が多くなりました(妻・子供・孫の合計保有金融資産額9億円強)。
そんな時、ご主人の相続が発生したのです。
私の頭の中に、当家の相続対応の課題が浮かびました。
この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。
プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。