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《編集部レポート》
日税連税法データベースがTAINS6をリリース
Profession Journal 編集部
一般社団法人日税連税法データベース(髙田住男会長)は、12月1日にTAINS第6世代システム“TAINS6”をリリースした。また、これに伴い同月17日、関係者を招き新システムの発表会が行われた。
第6世代は、ユーザー視点に立って第5世代を全面的に見直すことから検討を行い、①検索機能の充実、②新コンテンツの創設-という2つの特徴を持つものとなっている。
(TAINS第6世代システム“TAINS6”。デザインも一新されている)
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「①検索機能の充実」という点では、トップ画面に「語句セット」、「レコメンド機能」というライトユーザに向けたサービスが盛り込まれた。
「語句セット」は、調べる事柄について、まず税法で絞り込むと、ついで関係するカテゴリーが示される。最終的に事前に設定されている語句をヒントに調べたい事項にたどり着けるというシステムとなっている。
一方「レコメンド機能」は、税務用語の一部を記入すると、それに関連したキーワードが画面上に現れる仕組みだ。検索する用語が不確かであっても、検索したい結果にたどり着くことができるものだ。
もちろん、これまでどおりの詳細な検索も可能だ。
「②新コンテンツ」では、「税理士視点からの“要点”」、「外部連携機能」が注目される。
「税理士視点からの“要点”」だが、これまでTAINSに搭載されている裁決や判決には、その要約である「概要」が付されていたものの、判決自体の要約レベルであったが、これに税理士実務の視点からアプローチした「要点」を加えることとした。現時点で「要点」が付されているものは100件程度であるが、今後、件数を増加させる計画だ。
「外部連携機能」は、搭載する裁決や判決に関連する出版物などとリンクさせ、情報を得られるシステム。現時点では1社との連携にとどまるが、次第に拡大させる予定としている。
発表会では、挨拶に立った髙田会長は、「『税理士がつくる税理士のためのデータベース』というコンセプトのもとにTAINS6の作業をしてきたが、税理士に満足できるサービスに仕上がった」とその自信のほどをのぞかせていた。
TAINS6は、30日間無料で使用できる「無料お試し会員」を受け付けている。有料会員とほぼ同一の機能を体験できるとあって、この機会に新システムを体験されてはいかがだろうか。
(TAINS6発表会の様子)
(了)
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