経営サイドから見た『ブラック企業』とリスク対策
税理士・社会保険労務士 上前 剛
1 ブラック企業の定義
ブラック企業の定義は明確に定まっていないが、一般的には、高齢者に高額な商品を売りつける企業や投資詐欺を行う企業など一般市民にとってブラックな企業を指すのではなく、大量に採用し、大量に離職する企業など企業で働く労働者にとってブラックな企業のことを指す。
また、企業の規模にかかわらず、上場企業でもブラック企業と呼ばれることがある。
2 厚生労働省による実態調査
厚生労働省は、平成25年9月を「過重労働重点監督月間」と位置づけ、若者の使い捨てが疑われる企業に対して過重労働重点監督を集中的に実施した。
若者の使い捨てが疑われる企業とは、いわば、ブラック企業と疑われる企業であり、その実態調査が行われたのである。
この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員登録およびログインが必要です。
すでに会員登録をされている方は、下記ボタンからログインのうえ、ご覧ください。
Profession Journalのすべての記事をご覧いただくには、「プレミアム会員(有料)」へのご登録が必要となります。
なお、『速報解説』については「一般会員(無料)」へのご登録でも、ご覧いただけます。
※他にもWebセミナー受け放題のスーパープレミアム会員などがございます。
会員登録がお済みでない方は、下記会員登録のボタンより、ご登録のお手続きをお願いいたします。