《顧問先にも教えたくなる!》
資産づくりの基礎知識
【第11回】
「手軽な不動産投資? REITを知ろう」
株式会社アセット・アドバンテージ 代表取締役
一般社団法人公的保険アドバイザー協会 理事
日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー(CFP®)
山中 伸枝
〇不動産投資のハードル
不動産投資と聞くと、家賃収入で悠々自適といったイメージを持たれる方も多いようですが、実際は手軽なものではありません。例えばワンルームマンションであれば、空室リスクに加え、リフォームやメンテナンス、災害への備えなど様々な費用が利益を圧迫してしまいます。また、管理会社を挟めば、さらに費用がかさみます。
加えて、投資金額が大きいというのも、チャレンジしにくいハードルです。物件を購入するためにはまとまったお金が必要ですし、ローンを組むにしても住宅ローンと異なり厳しい条件下での借入れになります。
〇「REIT」とは
「うーん、それでも不動産投資をしてみたい!」という方には、不動産を対象とした投資信託「REIT(リート)」がよいかもしれません。「REIT」とは、多くの投資家が資金を出し合って、専門家(投資法人)に不動産への投資等をお願いし、その利益を受け取る仕組みです。
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