女性会計士の奮闘記
【第24話】
「社長の決断。そしてM子の決断。」
公認会計士・税理士 小長谷 敦子
P子(ママさん会計士) M子(新人会計士)
今月の経営報告の場は、いつもと雰囲気が違うようです。
法善寺社長とP子だけでなく、M子も思いつめた様子で元気がありません。
〈社長〉
先月のP子先生の話を聞いたあと、いろいろ考えたんだが・・・。
〈P子〉
どうされました?
〈社長〉
家内の両親の相続も終えたことだし、わしもそろそろ息子に会社を譲ろうかと。
〈M子〉
そうなんですか?
社長、まだまだお元気じゃないですか。
〈社長〉
もちろんまだ現役で働けるが、親父がわしに会社を譲ったのが、今のわしの歳と同じなんだよ。
〈P子〉
そうでしたか・・・。
〈社長〉
会社の株式も譲っていかなければならないし。確か以前P子先生に株価を計算してもらったけど、息子にお金はないし、買い取ることもできないだろう。
短期間で贈与しようと思っても贈与税が高くなって払えないだろうし。納税猶予の制度もあるが、要件が結構厳しいそうだしな。
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