此の国にも『日本企業』!
【第4回】
「《バングラデシュ》 友好的買収により命脈をつないだ
~グラミンユーグレナ~」
中小企業診断士 西田 純
〔今回の進出国〕
- 国名:バングラデシュ人民共和国
- 面積:14万4千平方キロメートル(日本の約4割)
- 人口:1億5,250万人(2013年3月、バングラデシュ統計局)、年平均人口増加率:1.37%(2011年3月、バングラデシュ統計局)
- 首都:ダッカ
- 民族:ベンガル人が大部分を占める。ミャンマーとの国境沿いのチッタゴン丘陵地帯には、チャクマ族等を中心とした仏教徒系少数民族が居住。
- 言語:ベンガル語(国語)、成人(15歳以上)識字率:56.8%(Human Development Report 2011年)
- 宗教:イスラム教徒89.7%、ヒンズー教徒9.2%、仏教徒0.7%、キリスト教徒0.3%(2001年国勢調査)
- 主要産業:衣料品・縫製品産業,農業
- 実質GDP:1,156億ドル(2013年、バングラデシュ中央銀行)
- 一人当たりGDP:960ドル(2013年度、バングラデシュ統計局)
- 経済成長率(GDP):6.18%(2013年度、バングラデシュ統計局)
※外務省ホームページより
今回は、バングラデシュで緑豆栽培を行っているグラミンユーグレナを取り上げます。
「グラミンって、貧しい人相手の銀行じゃなかったっけ?」
「ユーグレナって、たしか微生物で青汁や健康食品を作ってたり、ジェット燃料の開発をしているベンチャー企業では?」
よくニュースに接している読者の中からは、そんな声が聞こえてきそうですね。
〈バングラデシュで緑豆を―グラミン財団との合弁〉
もともとこの会社は「グラミン雪国まいたけ」という名前でした。(株)雪国まいたけがバングラデシュの大手NGOであるグラミン財団と九州大学との合弁により、2010年に始めたモヤシの原料となる緑豆栽培を行うための合弁会社です。
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