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NPO法人 “AtoZ” 【第11回】「NPO法人の資金調達」 岩田 聡子 – 税務・会計のWeb情報誌『プロフェッションジャーナル(Profession Journal)』|[PROnet|プロネット]
公開日: 2013/06/13 (掲載号:No.23)
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NPO法人 “AtoZ” 【第11回】「NPO法人の資金調達」

筆者: 岩田 聡子

NPO法人 “AtoZ”

【第11回】

「NPO法人の資金調達」

 

税理士 岩田 聡子

 

1 NPO法人が事業を継続するために

NPO法人は非営利活動を目的とするため、その活動が社会貢献である以上、収益を上げてはいけないという考え方がある。
ただ、NPO法人であっても、会員のため、従業員のため、サービスの提供を受けている方々のため等、事業を継続していかなければならない。

事業を安定させるためには、ある程度の資金を法人内に積み立てておくことも必要である。

NPO法人の収益は分配されることがないため、社会貢献活動を通じて社会に還元されていくことから、収益を上げることは必ずしも悪いことではなく、事業を継続し、より一層の公益に資していくためにも必要な活動となる。

社会貢献だからといって、資金繰りを考えず、理事長や理事からの借入れで事業を続けることは、NPO法人がどんなにすばらしい活動をしていても、その活動が長く続かないこととなる可能性が高いと思われる。
また、NPO法人の活動に付随する施設の取得、建設等のためにまとまった資金が必要となる場合があることも考えなければならない。

そのため、金融機関の融資を受けることもNPO法人の活動のためには必要な活動なのである。

 

2 NPO法人が融資を利用するために

NPO法人であっても、金融機関の融資を受けることができる。

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NPO法人 “AtoZ”

【第11回】

「NPO法人の資金調達」

 

税理士 岩田 聡子

 

1 NPO法人が事業を継続するために

NPO法人は非営利活動を目的とするため、その活動が社会貢献である以上、収益を上げてはいけないという考え方がある。
ただ、NPO法人であっても、会員のため、従業員のため、サービスの提供を受けている方々のため等、事業を継続していかなければならない。

事業を安定させるためには、ある程度の資金を法人内に積み立てておくことも必要である。

NPO法人の収益は分配されることがないため、社会貢献活動を通じて社会に還元されていくことから、収益を上げることは必ずしも悪いことではなく、事業を継続し、より一層の公益に資していくためにも必要な活動となる。

社会貢献だからといって、資金繰りを考えず、理事長や理事からの借入れで事業を続けることは、NPO法人がどんなにすばらしい活動をしていても、その活動が長く続かないこととなる可能性が高いと思われる。
また、NPO法人の活動に付随する施設の取得、建設等のためにまとまった資金が必要となる場合があることも考えなければならない。

そのため、金融機関の融資を受けることもNPO法人の活動のためには必要な活動なのである。

 

2 NPO法人が融資を利用するために

NPO法人であっても、金融機関の融資を受けることができる。

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連載目次

筆者紹介

岩田 聡子

(いわた・さとこ)

税理士
特定非営利活動法人 NPO支援の税理士ネットワーク理事
ファイナンシャルプランナー

1960年(昭和35年)東京都出身。
1980年(昭和55年)東洋英和女学院短期大学卒
産業振興(株)経理課を経て千代田国際公認会計士共同事務所勤務。
平成23年5月岩田聡子税理士事務所開業。

関連書籍

税理士/公認会計士必携 NPO法人実務ハンドブック

認定特定非営利活動法人 NPO会計税務専門家ネットワーク 編著

SPC&匿名組合の法律・会計税務と評価

弁護士 永沢 徹 監修 さくら綜合事務所グループ 編著
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