公開日: 2013/07/18 (掲載号:No.28)
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税理士・公認会計士事務所[ホームページ]再点検のポイント 【第1回】「事務所ホームページの費用対効果って、どうなっているの?」

筆者: 河村 慎弥

カテゴリ:

税理士・公認会計士事務所

[ホームページ]再点検のポイント

【第1回】

「事務所ホームページの費用対効果って、

どうなっているの?」

 

データライズ株式会社 代表取締役社長
公認会計士・税理士 河村 慎弥

 

これからはインターネットの時代だ!

事務所のホームページを制作して、そこからガンガン集客して事務所を大きくしよう!

そう考えて、事務所のホームページを公開して10年。

最初の頃こそ、「ホームページを見た」という問合せが時々あったけれど、ここ3年くらいは1件の問い合わせもない。

ホームページの維持費もばかにならないし、「こんなもの公開するんじゃなかった」とお考えの人はいらっしゃいませんか?

税理士に限らず、公認会計士、弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、およそ士業と呼ばれる人たちで独立開業している場合、ご自分の事務所のホームページを公開している人も多いかと思います。

ホームページを公開する目的はもちろん「集客」ですが、その期待する程度は人それぞれ異なっています。
例えば、紹介の見込み客が見てくれて住所や電話番号を確認してくれればそれでよいという人から、1年に1件くらい新規顧客が獲得できればよいという人、さらには毎月数件の新規顧客を獲得したいという人まで。

ホームページの制作は、それなりにお金のかかることですし、公開し続けるためには毎月の費用も発生します。これらの「費用」と「集客」という効果を天秤にかけて、最低でも釣り合いがとれるようにしなければならないのですが、費用はかかるけれどそのわりに集客に役立っていない、ということが多いようです。

その原因は明確です。
みなさんのホームページに関する知識が不足しているのです。

ホームページに関する費用って、いったい、いくらくらいが適正なのか、判断できますか?

ホームページからの問合せが来ないとして、いったい月に何人の人が、あなたの事務所のホームページを見ているのかお分かりですか?

その人数を増やすには、どうすればよいのでしょうか?

さらに、あなたの事務所のホームページが、あなたの事務所のイメージを傷つけている場合もあります。
もしそうなら集客にマイナスの効果となる恐れがありますので、すぐにでもホームページを改修することをお薦めします。

この連載では、まず、費用の話として、ホームページ管理会社に毎月支払う費用について考えていきます。

その上で、効果の話として、ホームページによる集客について考えていきます。

そして、指摘した問題点については、改善するための具体的な方法を提示します。

ホームページに関する知識のない人でもお読みいただけるよう、ホームページの基本的な知識や用語を解説しながら進めますので、気楽に読んでいただき、少しでもお役に立つことがあれば幸いです。

なお、すでにご自身の事務所のホームページを公開している人が対象ですが、これからホームページを制作する人の参考にもなると考えています。

今回のまとめ

  • ホームページの費用と集客効果を見直していきましょう!

今から使える「IT用語」

「ホームページ」

「ホームページ」とは、インターネット上で閲覧できる、文章や画像を配置したページ、といった意味で一般に使われている用語です。「ウェブサイト」や「サイト」という言葉と、厳密には異なるのですが、同じ意味で使われることが多くなっています。
そのため、「事務所のホームページ」と言っても、「事務所サイト」と言っても同じ意味です。

(了)

「税理士・公認会計士事務所[ホームページ]再点検のポイント」は、隔週の掲載となります。

税理士・公認会計士事務所

[ホームページ]再点検のポイント

【第1回】

「事務所ホームページの費用対効果って、

どうなっているの?」

 

データライズ株式会社 代表取締役社長
公認会計士・税理士 河村 慎弥

 

これからはインターネットの時代だ!

事務所のホームページを制作して、そこからガンガン集客して事務所を大きくしよう!

そう考えて、事務所のホームページを公開して10年。

最初の頃こそ、「ホームページを見た」という問合せが時々あったけれど、ここ3年くらいは1件の問い合わせもない。

ホームページの維持費もばかにならないし、「こんなもの公開するんじゃなかった」とお考えの人はいらっしゃいませんか?

税理士に限らず、公認会計士、弁護士、司法書士、行政書士、社会保険労務士、およそ士業と呼ばれる人たちで独立開業している場合、ご自分の事務所のホームページを公開している人も多いかと思います。

ホームページを公開する目的はもちろん「集客」ですが、その期待する程度は人それぞれ異なっています。
例えば、紹介の見込み客が見てくれて住所や電話番号を確認してくれればそれでよいという人から、1年に1件くらい新規顧客が獲得できればよいという人、さらには毎月数件の新規顧客を獲得したいという人まで。

ホームページの制作は、それなりにお金のかかることですし、公開し続けるためには毎月の費用も発生します。これらの「費用」と「集客」という効果を天秤にかけて、最低でも釣り合いがとれるようにしなければならないのですが、費用はかかるけれどそのわりに集客に役立っていない、ということが多いようです。

その原因は明確です。
みなさんのホームページに関する知識が不足しているのです。

ホームページに関する費用って、いったい、いくらくらいが適正なのか、判断できますか?

ホームページからの問合せが来ないとして、いったい月に何人の人が、あなたの事務所のホームページを見ているのかお分かりですか?

その人数を増やすには、どうすればよいのでしょうか?

さらに、あなたの事務所のホームページが、あなたの事務所のイメージを傷つけている場合もあります。
もしそうなら集客にマイナスの効果となる恐れがありますので、すぐにでもホームページを改修することをお薦めします。

この連載では、まず、費用の話として、ホームページ管理会社に毎月支払う費用について考えていきます。

その上で、効果の話として、ホームページによる集客について考えていきます。

そして、指摘した問題点については、改善するための具体的な方法を提示します。

ホームページに関する知識のない人でもお読みいただけるよう、ホームページの基本的な知識や用語を解説しながら進めますので、気楽に読んでいただき、少しでもお役に立つことがあれば幸いです。

なお、すでにご自身の事務所のホームページを公開している人が対象ですが、これからホームページを制作する人の参考にもなると考えています。

今回のまとめ

  • ホームページの費用と集客効果を見直していきましょう!

今から使える「IT用語」

「ホームページ」

「ホームページ」とは、インターネット上で閲覧できる、文章や画像を配置したページ、といった意味で一般に使われている用語です。「ウェブサイト」や「サイト」という言葉と、厳密には異なるのですが、同じ意味で使われることが多くなっています。
そのため、「事務所のホームページ」と言っても、「事務所サイト」と言っても同じ意味です。

(了)

「税理士・公認会計士事務所[ホームページ]再点検のポイント」は、隔週の掲載となります。

連載目次

「税理士・公認会計士事務所[ホームページ]再点検のポイント」(全16回)

 

筆者紹介

河村 慎弥

(かわむら・しんや)

データライズ株式会社 代表取締役
公認会計士・税理士

1962年生まれ。
中央大学法学部政治学科卒業。
1992年公認会計士試験(旧二次試験)合格。監査法人に勤務。
1994年河村慎弥会計士補事務所(現河村慎弥公認会計士事務所)開設。
1996年~2007年TAC株式会社公認会計士講座講師。
2009年データライズ株式会社設立。同社代表取締役就任

公認会計士・税理士業務に留まらず、会計監査やSOXコンサルの経験を活かし、会計につながる売上管理、原価管理のクラウド型システムを開発する会社を経営。さらに、クラウドで培ったインターネット関連の技術を活かし、ホームページの制作管理を手がける。

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