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《編集部レポート》
日税連、男女共同参画社会に向けて理事選出を対象としたクオータ制を導入
~金子宏賞の創設・2023 AOTCA東京会議の開催も明らかに~
Profession Journal 編集部
2023年7月7日(金)、日本税理士会連合会(神津信一会長)は、記者会見を開き、男女共同参画社会に向けたクオータ制の導入及び「日本税理士会連合会・金子宏賞」の創設、そして2023 AOTCA東京会議の開催を明らかにした。
〇日税連役員のクオータ制導入
女性理事を増やすためのポジティブアクションの1つであるクオータ制は、理事の女性枠を強制的に設定することで、日税連において現在5%程度にとどまっている女性役員のうち、女性理事の割合を20%まで増やす取組み。今回の取組みにより指導的立場に立つ女性税理士が増えることで、女性にとって更に働きやすい業界としていくことを目指すとしている。
〇「日本税理士会連合会・金子宏賞」の創設
昨年8月に逝去された東京大学名誉教授の故金子宏氏の名を冠した賞として「日本税理士会連合会・金子宏賞」が創設された。この賞は、租税制度に係る学術研究の発達に貢献し、ひいては申告納税制度や税理士制度の発展に寄与した者に贈るものとされ、記念すべき第1回受賞者として、税理士の小池正明氏が選定された。
〇AOTCA東京会議が今秋開催
アジア・オセアニアタックスコンサルタント協会(AOTCA)は、日税連の提唱でアジア・オセアニア地域における税務専門家のための国際組織として1992年11月に設立され、2023年3月末において16ヶ国・地域の21団体にまで発展。AOTCAは毎年1回定時総会を開催しているが、2023年については日税連主催として東京での開催が決定したとのこと。2023年の10月31日から11月3日の4日間にかけて、ヒルトン東京お台場にて開催が予定されている。
(了)
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