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《編集部レポート》
日本税理士会連合会第17代会長に太田直樹氏が就任
~価値観の多様性への対応に向け「都市圏と地方の連携・融合」を提唱~
Profession Journal 編集部
日本税理士会連合会は2023年7月27日(木)、帝国ホテルにおいて第67回定期総会を開催し、第17代会長として太田直樹氏を選任した。
(第17代会長に就任した太田直樹氏)
総会後に行われた記者会見の席において、太田氏は会長就任に伴う挨拶を述べ、今後の重点施策や日税連のインボイス対応等に係る質問に答えた。
太田氏は、価値観の多様性へ対応できる税理士会の構築のため「都市圏と地方の連携・融合」を提唱し、これを支える3つの柱として、①国民・納税者との更なる信頼関係の構築、②民主的な会務運営及び都市圏と地方の連携・融合、③組織的、戦略的な施策を積極的に実施することを掲げるとともに、実現のための重点施策として、以下の8項目を明らかにしている。
① 神津会長が築かれた民主的な会務運営の承継
② 地方にも目を向けた会務運営
③ テジタル化対応への体制強化
④ 税務当局との連携の更なる強化
⑤ 更なる税理士法改正へ向けた活動及び税制改正建議への取り組み
⑥ 人生100年時代を見据えた付加価値の高い税理士業務の実現
⑦ 中小企業対策のモデルプラン策定
⑧ 税理士会の国際交流を支援する体制づくり
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なお、既報のとおり、先般創設された「日本税理士会連合会・金子宏賞」及び第46回「日税研究賞」の贈呈式も行われた。
(令和5年度「日本税理士会連合会・金子宏賞」の贈呈式の様子)
(了)
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