国税審査官エイトの勤務日誌
~ある国税不服審判所の記録~
剛速球の田中

公認会計士・税理士 八ッ尾 順一
新任の挨拶で、永途は少し緊張しながら、田中審判官の前に立っている。
田中審判官は、第二部門の担当審判官である。
「君は・・・法人部門だったね」
田中審判官は、永途の履歴に目を落としたまま、確認するように言った。
「はい。法人税部門には5年間、勤務しておりました」
「5年か。実調はどの程度経験した?」
「法人を中心に、120件ほどかと思います」
田中審判官の前任職は、国税局の調査部の統括官である。国税局内の噂では、相当な理論家であるらしい。それゆえ、『剛速球の田中』というあだ名がついているくらいだ。
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