公開日: 2014/06/12 (掲載号:No.73)
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エコ関連(環境・エネルギーに関する)助成金・補助金とはどういうものか? 【第2回】「大幅拡充された『エネルギー使用合理化等事業者支援補助金』について」

筆者: 石下 貴大

エコ関連(環境・エネルギーに関する)

助成金・補助金とはどういうものか?

【第2回】

「大幅拡充された『エネルギー使用合理化等事業者支援補助金』について」

 

行政書士 石下 貴大

 

1 大幅拡充された注目の補助金

前回、環境に関する助成金・補助金について紹介させていただいたが、今回はその中でも大注目の補助金である「エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」を紹介したい。

何が注目かといえば、その予算額。実に約190億円もの予算が組まれている。

補助金の限度額としても、1事業あたりの補助金がなんと「50億円」とされているのだ。

なかなかこれだけの予算を組んでいる補助金・助成金はない。

政府としても2010年6月に策定したエネルギー政策基本法の第三次計画で、2030年に向けた目標として、エネルギー自給率と化石燃料の自主開発比率を倍増して自主エネルギー比率を約70%とすること、電源構成に占めるゼロ・エミッション電源(原子力及び再生可能エネルギー由来)の比率を約70%とすることなどを記載しているため、その実現に向けた補助金として大きな役割を期待しているのだろう。

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助成金・補助金とはどういうものか?

【第2回】

「大幅拡充された『エネルギー使用合理化等事業者支援補助金』について」

 

行政書士 石下 貴大

 

1 大幅拡充された注目の補助金

前回、環境に関する助成金・補助金について紹介させていただいたが、今回はその中でも大注目の補助金である「エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」を紹介したい。

何が注目かといえば、その予算額。実に約190億円もの予算が組まれている。

補助金の限度額としても、1事業あたりの補助金がなんと「50億円」とされているのだ。

なかなかこれだけの予算を組んでいる補助金・助成金はない。

政府としても2010年6月に策定したエネルギー政策基本法の第三次計画で、2030年に向けた目標として、エネルギー自給率と化石燃料の自主開発比率を倍増して自主エネルギー比率を約70%とすること、電源構成に占めるゼロ・エミッション電源(原子力及び再生可能エネルギー由来)の比率を約70%とすることなどを記載しているため、その実現に向けた補助金として大きな役割を期待しているのだろう。

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連載目次

「エコ関連(環境・エネルギーに関する)助成金・補助金とはどういうものか?」(全2回)

筆者紹介

石下 貴大

(いしげ・たかひろ)

行政書士石下貴大事務所 代表

一般社団法人行政書士の学校 代表理事

2008年行政書士石下貴大事務所を開業。環境系行政書士として産業廃棄物やリサイクルなどの環境ビジネス支援に特化。その一方で行政書士の実務を学ぶ場として一般社団法人行政書士の学校を設立。

【主な著書】
・『図解でわかるNPO法人・一般社団法人 いちばん最初に読む本』(アニモ出版)
・『駆け出し行政書士さんのための実務の学校』(翔泳社)
・『行政書士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本』(秀和システム)
・『駆け出し行政書士さんのための実務の手引き 許認可業務編』(翔泳社)

関連書籍

最先端をとらえる ESGと法務

第一東京弁護士会 総合法律研究所 編著

気候変動リスクと会社経営 はじめの一歩

公認会計士 石王丸周夫 著

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