〈会計基準等を読むための〉
コトバの探求
【第7回】
「曖昧となりがちな「適用」「準用」などの使い分け」
-法令用語を踏まえて考える-
公認会計士 阿部 光成
◆はじめに
法令用語を見ると、「適用する」、「準用する」の用語の使い分けが明確である。
会計基準でも、これらと同様の用語が見られるが、法令用語ほど厳密に使い分けされているかは必ずしも明らかではないと思われる。
それでも、実務において、用語の意味をしっかりと理解し使い分けることで、無用な混乱を避けることができる。
今回は、使い分けが曖昧となりがちな「適用する」、「準用する」などの用語を取り上げ、会計基準で使用されている文章を確認した上で、法令用語での意味もおさえておきたい。
◆「適用する」、「準用する」
まず、「適用する」、「準用する」という用語については、「金融商品会計に関する実務指針」(会計制度委員会報告第14号)では、次のような表現で使用されている。
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