新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う会社対応のポイント
特定社会保険労務士
第一種衛生管理者
産業カウンセラー
寺本 匡俊
1 はじめに
現在、感染が拡大している「新型コロナウイルス感染症」であるが、もし会社から感染者が出た場合、会社としては、労働力の低下、営業停止の恐れ、風評被害などの業務上のリスクがあることは明らかであり、すでにその影響は大きくなりつつある。
そこで本稿では、今般の新型コロナウイルス感染症に関し、職場において労使を問わず、その予防(かからない)及び感染拡大の阻止(うつさない)の方策、また、罹患の疑い又は患者が発生した場合の当面の会社対応についてポイントをまとめることとする。
現状、新型のウイルスであり感染拡大中ともあって、公官庁から公表される情報は刻々と更新されていることから、本稿は2020年3月3日午後3時の時点での公開情報に基づくものとする。実際、追加・修正が頻繁であり、例えば厚生労働省の「新型コロナウイルスに関するQ&A(企業の方向け)」(以下、「Q&A」という)も3月2日付で更新され、本稿公開時点(2020年3月5日午前10時30分)において、既に異なる情報が公表されているかもしれない。
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