エコ関連(環境・エネルギーに関する)
助成金・補助金とはどういうものか?
【第1回】
「関連する助成金・補助金の特徴と留意点」
行政書士 石下 貴大
1 エコ関連の助成金とは?
よく「助成金」というと、雇用関係のものがイメージされやすいが、エコ関連(いわゆる環境・エネルギーに関する)助成金にも多様な種類のものがある。
エコ関連というと非常に広い概念であるが、大きく分けると
① エネルギーの無駄を省く『省エネ』
② エネルギーを創る『創エネ』
③ エネルギーを蓄える『蓄エネ』
に関し普及促進するための「助成金」「補助金」に分けられる。
地球温暖化、砂漠化、生物多様性、環境破壊、資源の枯渇など地球を取り巻く環境問題は多岐にわたっており、我が国としても環境問題への課題は多い。
中でも化石燃料を輸入に頼っている日本にとって、エネルギー問題は非常に重要な問題である。
2010年6月に策定されたエネルギー政策基本法の第三次計画では、2030年に向けた目標として、エネルギー自給率と化石燃料の自主開発比率を倍増して自主エネルギー比率を約70%とすること、電源構成に占めるゼロ・エミッション電源(原子力及び再生可能エネルギー由来)の比率を約70%とすることなどを記載している。
また二酸化炭素の削減目標についても2009年に、排出量を2020年までに1990年比で25%削減するという目標を打ち出した(その後原発の問題もあり2013年の条約第19回締約国会議(COP19)で2020年に「05年比3.8%削減」に修正)。
こうした状況の中で、特にエネルギー問題、低炭素社会への実現に向けた助成金や補助金が地方自治体、環境省、経済産業省、その他外郭団体などから公募されている。
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