女性会計士の奮闘記
【第33話】
「根気強く数値を埋めていきましょう」
公認会計士・税理士 小長谷 敦子
M子(独立したての会計士) N男(M子の幼馴染、中小企業経営者の息子)
再びやる気を取り戻したN男から、今度は逆に、「この分け方でいいかなぁ」というメールが毎日のように届き、M子は少々ウンザリしていました。
〈M子〉
(イライラ)
会報誌の寄稿の締め切りが迫っていたこともあり、M子自身もきちんとした返事を返せていませんでした。
やっとの思いで会報誌の原稿を書き終えたM子は、N男に電話をしました。
〈M子〉
なんだか堂々めぐりね(イライラ)。
〈N男〉
そうかな。毎日リーダーが膝を突き合わせて話し合ってるんだよ。東京営業所もテレビ会議で参加しているんだ。
〈M子〉
へぇ、いちおうがんばっているのね(イライラ)。
〈N男〉
あ、失礼だなあ。ルール作りは試行錯誤を繰り返して、時間をかけてしっかりやるように言ったのは、M子じゃないか!
〈M子〉
ごご、ごめん、ごめん! そうだったわね・・・。
とりあえず今の状態でいいから、部門別損益表を送ってくれる?
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