公開日: 2013/02/21 (掲載号:No.7)
文字サイズ

資産の海外移転をめぐる シンガポール最新事情【第3回】─「移住する」という選択─

筆者: 大曽根 貴子

カテゴリ:

資産の海外移転をめぐる

シンガポール最新事情

【第3回】

─「移住する」という選択─

 

Advance Business Support Pte. Ltd. 代表
大曽根 貴子 

 

■富裕層に人気の移住先、シンガポール

富裕層への課税が強化されている。1月24日に公表された平成25年度税制改正大綱では、所得税の最高税率が45%(現行40%)、相続税の最高税率が55%(現行50%)に引き上げられることが明記されている。

富裕層課税の強化に加え、日本の財政問題や原子力問題等のジャパンリスクを避けるために、シンガポールへ移住したいという相談が増えている。

シンガポールが移住先として富裕層に人気の理由は、第一に税金の安さ(第1回参照)があるが、その他に治安の良さ、教育水準及び医療水準の高さが挙げられる。

 

■居住者と非居住者

合法的に日本の税金を少なくするには、日本での課税根拠をなくすことである。この課税根拠をなくすには、生活拠点や資産を海外に移すことが必要となる。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

資産の海外移転をめぐる

シンガポール最新事情

【第3回】

─「移住する」という選択─

 

Advance Business Support Pte. Ltd. 代表
大曽根 貴子 

 

■富裕層に人気の移住先、シンガポール

富裕層への課税が強化されている。1月24日に公表された平成25年度税制改正大綱では、所得税の最高税率が45%(現行40%)、相続税の最高税率が55%(現行50%)に引き上げられることが明記されている。

富裕層課税の強化に加え、日本の財政問題や原子力問題等のジャパンリスクを避けるために、シンガポールへ移住したいという相談が増えている。

シンガポールが移住先として富裕層に人気の理由は、第一に税金の安さ(第1回参照)があるが、その他に治安の良さ、教育水準及び医療水準の高さが挙げられる。

 

■居住者と非居住者

合法的に日本の税金を少なくするには、日本での課税根拠をなくすことである。この課税根拠をなくすには、生活拠点や資産を海外に移すことが必要となる。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

連載目次

筆者紹介

大曽根 貴子

(おおぞね・たかこ)

Advance Business Support Pte. Ltd. 代表

2011年よりシンガポール在住。2012年8月にAdvance Business Support Pte. Ltd.を設立し、在星日系企業に対し会計サービスを提供している。

〈業務内容〉
シンガポール法人設立
記帳代行、財務諸表作成
税務申告書作成(法人税、個人所得税、GST)
経営コンサルティング
http://advancebiz-sg.com/
米国公認会計士、経営管理修士(MBA)

#