公開日: 2013/03/07 (掲載号:No.9)
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【セミナー開催記念】シンガポールへの進出形態と法人設立手続の概要

筆者: 大曽根 貴子

カテゴリ:

─セミナー開催のご案内─

(プロフェッションネットワーク主催)

本稿の筆者である大曽根貴子氏によるセミナー「シンガポール発!シンガポールの会計・税務【基礎編】」平成25年3月22日(金)に開催いたします。

これからシンガポールへの進出を予定又は検討されている企業のご担当者様、会計事務所様、税理士・会計士の先生方は、是非ご参加ください。

☆セミナーは終了いたしました。

《講師からのコメント》

シンガポールで事業をする上では、シンガポールの会計、税務、法務の知識が必須です。

3月22日(金)に行われるセミナーでは、シンガポールの会社法、税法そして会計の基本について解説します。

シンガポールに事業拠点をお持ちの方、シンガポールへの進出を検討している方、又はそういったクライアントをお持ちの士業の皆様のご参加をお待ちしております。

 

【セミナー開催記念】

シンガポールへの進出形態と

法人設立手続の概要

 

Advance Business Support Pte. Ltd. 代表
大曽根 貴子 

 

1 はじめに

ここ数年、日本企業の海外進出が加速しており、ASEANの中心であるシンガポールに統括会社や子会社を設置する日系企業が増加している。その理由は、税金の安さ、外資規制が少ないこと及び政治が安定していることが挙げられる。
本稿では、シンガポール進出時の事業形態について解説する。

 

2 シンガポールの概要

マレー半島の南端に位置するシンガポール共和国は、1965年にマレーシアから独立して建国された。かつては自由貿易港として栄え、現在は、東南アジア経済のハブとして金融、貿易等を中心に栄えている。

シンガポールの玄関であるチャンギ国際空港の発着件数は世界有数の多さであり、ASEAN諸国へのアクセスは非常に便利である。隣国マレーシアやインドネシアへは日帰り出張が可能である。

(出所:外務省HP)

人口518万人が東京23区と同じくらいの広さの国土に住み、名目GDPは259,824百万米ドル(2011年)とマーケット規模は小さいが、外国企業を積極的に受け入れることで高成長を続け、1人当たりのGDPは日本を超えている。

2011年の貿易額を見ると、輸出総額が409,246百万米ドルであり、GDPの約1.6倍、輸入総額が365,450百万米ドルで貿易依存度が323.44%と、香港に次いで世界2位となっており、シンガポールの経済は海外依存度の高さが特徴的である。

国土が狭く、天然資源も乏しいシンガポールは、外国企業を積極的に受け入れることで高成長を維持している。外国企業に対する参入障壁はほとんどなく、投資に関連した利益、配当、利子等及び資本の国外送金に制限はない。

外国企業を誘致するために、企業優遇税制と補助金制度の多様な投資優遇制度を設けている。

投資優遇制度には、以下のようなものがある。
認可条件を満たし、監督官庁の承認を得た場合には、その対象となる所得について一定期間の免税又は軽減税率が適用される。

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《講師からのコメント》

シンガポールで事業をする上では、シンガポールの会計、税務、法務の知識が必須です。

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シンガポールへの進出形態と

法人設立手続の概要

 

Advance Business Support Pte. Ltd. 代表
大曽根 貴子 

 

1 はじめに

ここ数年、日本企業の海外進出が加速しており、ASEANの中心であるシンガポールに統括会社や子会社を設置する日系企業が増加している。その理由は、税金の安さ、外資規制が少ないこと及び政治が安定していることが挙げられる。
本稿では、シンガポール進出時の事業形態について解説する。

 

2 シンガポールの概要

マレー半島の南端に位置するシンガポール共和国は、1965年にマレーシアから独立して建国された。かつては自由貿易港として栄え、現在は、東南アジア経済のハブとして金融、貿易等を中心に栄えている。

シンガポールの玄関であるチャンギ国際空港の発着件数は世界有数の多さであり、ASEAN諸国へのアクセスは非常に便利である。隣国マレーシアやインドネシアへは日帰り出張が可能である。

(出所:外務省HP)

人口518万人が東京23区と同じくらいの広さの国土に住み、名目GDPは259,824百万米ドル(2011年)とマーケット規模は小さいが、外国企業を積極的に受け入れることで高成長を続け、1人当たりのGDPは日本を超えている。

2011年の貿易額を見ると、輸出総額が409,246百万米ドルであり、GDPの約1.6倍、輸入総額が365,450百万米ドルで貿易依存度が323.44%と、香港に次いで世界2位となっており、シンガポールの経済は海外依存度の高さが特徴的である。

国土が狭く、天然資源も乏しいシンガポールは、外国企業を積極的に受け入れることで高成長を維持している。外国企業に対する参入障壁はほとんどなく、投資に関連した利益、配当、利子等及び資本の国外送金に制限はない。

外国企業を誘致するために、企業優遇税制と補助金制度の多様な投資優遇制度を設けている。

投資優遇制度には、以下のようなものがある。
認可条件を満たし、監督官庁の承認を得た場合には、その対象となる所得について一定期間の免税又は軽減税率が適用される。

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連載目次

筆者紹介

大曽根 貴子

(おおぞね・たかこ)

Advance Business Support Pte. Ltd. 代表

2011年よりシンガポール在住。2012年8月にAdvance Business Support Pte. Ltd.を設立し、在星日系企業に対し会計サービスを提供している。

〈業務内容〉
シンガポール法人設立
記帳代行、財務諸表作成
税務申告書作成(法人税、個人所得税、GST)
経営コンサルティング
http://advancebiz-sg.com/
米国公認会計士、経営管理修士(MBA)

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