私が出会った[相続]のお話
【第9回】
「当家全員のハートをつかむには、真摯に。そして、実意丁寧に。」
~困難な遺留分侵害の遺言執行が第2・第3の事案依頼へ~
財務コンサルタント
木山 順三
先月の第8回に引き続き、「遺留分侵害の遺言執行」についてお話したいと思います。
今回ご紹介するのは、遺留分侵害の遺言執行だけでなく、その執行に携わったことで第2・第3の相続事案の依頼へと展開し、また将来にわたる相続相談の依頼も受けることになったケースです。
いわゆる相続対応に絡み、税理士業として理想的な、資産家層の幅広い奥行きのある顧客対応を可能とする“一家丸抱え”の事例です。
〔一族の犠牲になってきたFさん〕
Fさんはご両親のお世話のため、他の兄弟姉妹に代わり、70歳になるまでずっと独身のまま過ごしてこられました。Fさんのおかげで、他の兄弟姉妹は今日まで気楽な生活を過ごしてこられたわけです。
いわばFさんは、他の兄弟姉妹の犠牲になってきたと言っても過言ではないでしょう。
この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員登録およびログインが必要です。
すでに会員登録をされている方は、下記ボタンからログインのうえ、ご覧ください。
Profession Journalのすべての記事をご覧いただくには、「プレミアム会員(有料)」へのご登録が必要となります。
なお、『速報解説』については「一般会員(無料)」へのご登録でも、ご覧いただけます。
※他にもWebセミナー受け放題のスーパープレミアム会員などがございます。
会員登録がお済みでない方は、下記会員登録のボタンより、ご登録のお手続きをお願いいたします。