第三者行為災害による自動車事故と企業対応策
【第3回】
「事例検討」
社会保険労務士 井下 英誉
はじめに
第3回では、第2回の解説を踏まえて、実際の事故事例を取り上げ、事故処理をする際の判断ポイントや注意点を紹介する。
【事 例】
ある日、Aさんは自転車で税務署に向かいました。無事に用事を終えて会社に戻る途中、上司から携帯に電話がかかって来ました。急用だと思い、自転車を運転しながら携帯で話をしていたところ、一時停止を無視して路地から出てきた初心者マークの車と衝突しました。
Aさんはすぐに救急車で病院に運ばれましたが、足の骨折と全身打撲で14日間の入院を余儀なくされました。
その後、無事に退院しましたが、退院後も20日間の通院を要し、結果的に40日間会社を休むことになりました。
1 前提条件
① 入院日数:14日
② 通院日数:20日(往復交通費600円/日)
③ 休業日数:40日(給与日額/平均賃金10,000円/日)
④ 治療点数:50,000点
⑤ 相手保険:自賠責保険のみ
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