会社役員賠償責任保険(D&O保険)導入時における
実務上の留意点
-D&O保険を機能させるために-
【第2回】
「保険金支払に関するチェックポイント」
弁護士・公認会計士 中野 竹司
前回述べたように、実際に「いざ」というときに自分が加入しているD&O保険が機能するものであるか、契約内容を理解しておく必要がある。その中でも保険金額の上限が最も重要になるであろうが、それに加えて次のような内容もチェックしておく必要がある。
(1) 争訟費用の前払規定
(2) 補償限度額の追加
(3) 保険会社が免責される場合
(4) 告知と免責事由の分離の有無
(5) 保険契約終了後の保険の継続
(6) 退任役員の補償
(7) 組織再編に伴う補償の継続
以下、これらのチェックポイントごとに問題となる点を解説する。
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