〈会計基準等を読むための〉
コトバの探求
【第5回】
「不正・虚偽表示・重要な誤り」
-不適切な会計処理に関する用語-
公認会計士 阿部 光成
◆はじめに
「監査基準の改訂に関する意見書」(2019年9月3日、企業会計審議会)では、近時、我が国では、不正会計事案を契機として、改めて監査の信頼性が問われている状況にあるとし、「不正会計事案」という言葉が用いられている。
このほかにも、「会計不祥事」「粉飾決算」「不適切会計」など、会計・監査に係る法令や基準には、不適切な会計処理に関連する様々な言葉が見られる。
さらに2020年11月6日に改訂された「監査基準」では、「虚偽表示」のほかに、「重要な誤り」という用語が使用されている。
そこで今回は、これらの用語について取り上げることにする。
◆会計・監査の用語
会計・監査では、不適切な会計処理に関連する用語として次のものがあり、法令や会計基準などにおいて、様々な用語が使用されていることがわかる。
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