〈経理部が知っておきたい〉
炭素と会計の基礎知識
【第7回】
「炭素に価格を付けるってどういうこと?」
公認会計士 石王丸 香菜子
〔PNパッケージ社の登場人物〕
PNパッケージ社は、パッケージや包装資材を専門に扱う中堅企業です。
連休明け、シラトリ君がお土産を持って出社しました。
〈シラトリくん〉
山登りに行ったので、現地の銘菓を買ってきました。
アオイちゃんのブログのネタになりそうなお土産も・・・。
〈アオイちゃん〉
ありがとうございます!
・・・「山の空気の缶詰」? 目に見えない空気に値段を付けて売っているんですか!
缶詰のフタを開けるときは、大急ぎで深呼吸しないと・・・。
〈クロサワ部長〉
そういえば、最近、カーボンプライシングっていう用語を耳にするな。
それも、目に見えない二酸化炭素(カーボン)に値段を付けるということかい?
カタカナ用語はどうも苦手でね。
* * *
カーボンプライシングは、企業などの排出する二酸化炭素に価格を付け、これによって排出者の行動を変化させて、排出量の削減を促す手法です。カーボンプライシングには、政府によるものと民間によるものとがあり、政府によるカーボンプライシングの代表は「炭素税」と「排出量取引」です。
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