《速報解説》
「賃上げ促進税制」の廃止を含む見直し
~令和8年度税制改正大綱~
税理士法人ファシオ・コンサルティング
公認会計士・税理士 鯨岡 健太郎
1 はじめに
令和7年12月19日、与党(自由民主党および日本維新の会)より令和8年度税制改正大綱が公表され、いわゆる「賃上げ促進税制」(給与等の支給額が増加した場合の法人税額の特別控除、措法42の12の5)の見直しが盛り込まれた。本税制は、わが国が長期にわたり直面してきたデフレから脱却すべく、賃上げを契機とした経済成長を促すための措置として平成25(2013)年度より講じられていたものであるが、近年の「賃上げ」をめぐる状況の変化等をふまえ、廃止を含む見直しが行われることとなった。
本稿では、こうした「賃上げ」をめぐる状況変化等を概観しつつ、改正内容について整理することとしたい。なお、文中の意見にわたる部分は筆者の私見であって、所属するいかなる組織・団体の公式見解ではないことをあらかじめ申し添える。
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