メンタルヘルス不調と労災
【第2回】
「精神障害の労災認定基準と労基署の調査」
社会保険労務士 井下 英誉
はじめに
前回は、精神障害による労災認定の現状やその背景及び労災が認められた場合の企業活動への影響や企業の責任等について解説した。今回は、精神障害が労災と認められる要件(基準)と実際の事案が発生したときに労働基準監督署が行う調査について解説する。
なお、今回の内容は「心理的負荷による精神障害の認定基準について(平成23年12月26日付基発1226第1号)」を参考にしているため、より詳しい内容を知りたい場合は、この認定基準を参考にされたい。
1 精神障害の労災認定要件
平成23年12月26日に定められた「心理的負荷による精神障害の認定基準」では、次の①、②及び③のいずれの要件も満たす対象疾病は、業務上の疾病として取り扱うとされている。
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