会計事務所 “生き残り”
経営コンサル術
【第6回】
「『誰だって簡単に
経営計画書が作成できますよ』
という甘い言葉に誘われて・・・」
株式会社 経営ステーション京都 代表取締役
京セラ株式会社 元監査役
公認会計士・税理士 田村 繁和
前回も書かせていただきましたが、その昔、経営計画シミュレーションが話題になりました。
これが出現する以前は、経営コンサルティングのブームがありました。つまり、「記帳代行の時代はもう古い。これからはコンサルができなければ生きていけないよ」と叫ばれ始めたのでした。
しかし、全国の会計事務所は、この業務ができなくて、コンサルは急速に萎んでいきました。
これに代わって出現したのが、経営計画のシミュレーションだったのです。
謳い文句としては「コンサルは難しくて会計事務所では無理がある。しかし経営計画は本業だ。一定の事項を入力していけば、素人だって簡単に3年先の経営計画書が作れます」というものでした。
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