〈経理部が知っておきたい〉
炭素と会計の基礎知識
【第12回】
「サステナビリティ情報はどんな基準に従って開示されるの?」
公認会計士 石王丸 香菜子
〔ジャーナル食品社の登場人物〕
ジャーナル食品社は、加工食品の製造・販売を営む企業です。
午前の仕事を終えたミズノ室長は自席でお弁当を広げました。
〈ツチヤくん〉
おいしそうなお弁当ですね!
〈ミズノ室長〉
娘のお弁当を作るついでに自分のも作っているの。
このサラダのマカロニ、かわいいでしょ?
〈ハルカちゃん〉
アルファベット型のマカロニだわ! お子さんが喜びそう!
そういえば、サステナビリティ情報開示に関する資料を読んでいたら、アルファベットだらけで頭がこんがらがって・・・。
* * *
英語圏には「アルファベット・スープ」という表現があります。アルファベットの形をしたパスタ入りのスープのように、略語や頭字語のアルファベットがあふれ、理解しにくい状況を指す比喩です。
サステナビリティ情報開示への関心が高まるなかで、さまざまな機関や団体により、自主的な開示基準やフレームワークが数多く策定されてきました。これらの基準の存在は、企業によるサステナビリティ情報開示を促進するうえで大きな役割を果たしてきたといえます。
一方で、複数の基準やフレームワークが並立することとなり、アルファベット・スープと揶揄されることがありました。
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