公開日: 2013/06/13 (掲載号:No.23)
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教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置について 【第3回】「適用を受けるために必要な手続とその留意点①(教育資金贈与時)」

筆者: 甲田 義典

教育資金の一括贈与に係る

贈与税非課税措置について

【第3回】

「適用を受けるために必要な手続と

その留意点①(教育資金贈与時)」

 

ミレニア綜合会計事務所
代表税理士 甲田 義典

 

1 はじめに

前回は、平成25年度税制改正で創設された「教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置」(以下「本制度」という)の税法の規定に基づく主要な内容(手続規定を除く)とその留意点について解説した。

本稿では、本制度の適用を受けるために必要な手続のうち、教育資金の贈与時の手続とその留意点を中心に解説する。

 

2 本制度を適用するために必要な手続(措法70の2の2③~⑧)

(1) 教育資金の贈与時(措法70の2の2③⑤⑥)

本制度は、その適用を受けようとする受贈者が「教育資金非課税申告書【図表3-1】を取扱金融機関(受贈者の直系尊属と教育資金管理契約を締結した金融機関)の国内にある営業所等を経由して、

信託銀行:信託される日
銀行等:預貯金の預入日
証券会社:有価証券の購入日

までに受贈者の納税地の所轄税務署長に提出した場合に限り、適用することができる。
なお、この場合において、「教育資金非課税申告書」が取扱金融機関で受理されたときは、その受理された日に税務署長に提出されたものとみなされる。

この「教育資金非課税申告書」は、受贈者が既に取扱金融機関へ提出している場合には、受贈者と取扱金融機関との教育資金管理契約が終了するまでの間は新たに提出することができない。

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教育資金の一括贈与に係る

贈与税非課税措置について

【第3回】

「適用を受けるために必要な手続と

その留意点①(教育資金贈与時)」

 

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代表税理士 甲田 義典

 

1 はじめに

前回は、平成25年度税制改正で創設された「教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置」(以下「本制度」という)の税法の規定に基づく主要な内容(手続規定を除く)とその留意点について解説した。

本稿では、本制度の適用を受けるために必要な手続のうち、教育資金の贈与時の手続とその留意点を中心に解説する。

 

2 本制度を適用するために必要な手続(措法70の2の2③~⑧)

(1) 教育資金の贈与時(措法70の2の2③⑤⑥)

本制度は、その適用を受けようとする受贈者が「教育資金非課税申告書【図表3-1】を取扱金融機関(受贈者の直系尊属と教育資金管理契約を締結した金融機関)の国内にある営業所等を経由して、

信託銀行:信託される日
銀行等:預貯金の預入日
証券会社:有価証券の購入日

までに受贈者の納税地の所轄税務署長に提出した場合に限り、適用することができる。
なお、この場合において、「教育資金非課税申告書」が取扱金融機関で受理されたときは、その受理された日に税務署長に提出されたものとみなされる。

この「教育資金非課税申告書」は、受贈者が既に取扱金融機関へ提出している場合には、受贈者と取扱金融機関との教育資金管理契約が終了するまでの間は新たに提出することができない。

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連載目次

筆者紹介

甲田 義典

(こうだ・よしのり)

税理士

1999年、税理士試験合格後、翌年2000年に税理士登録。
1997年~2004年 公認会計士事務所入所後、財務・経営コンサルティング会社にて、相続税対策、自社株対策、事業承継対策に係る税務アドバイスの他、事業再生支援業務に従事。
2004年~2010年 監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)及び税理士法人トーマツにて、事業再生及びM&Aに関する税務アドバイスを提供。

現在は、相続税対策、事業承継対策を中心としたコンサルティング業務に携わっている。

【主な著書】
・『短期・中期・長期の10年スパンで考える事業承継・相続の税金対策』(清文社)
・『〈3訂版〉金融機関と専門家による相続・事業承継支援入門』(近代セールス社)

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公益財団法人 納税協会連合会 編集部 編

民法・税法2つの視点で見る贈与

弁護士法人ピクト法律事務所 代表弁護士 永吉啓一郎 著

【電子書籍版】相続税・贈与税取扱いの手引

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