非正規雇用の正社員化における留意点と労務手続
【第2回】
「改正法の内容と対応状況」
特定社会保険労務士 池上 裕美
前回は、非正規社員の雇用状況を確認した。今回は、非正規社員に関わる法律の改正法内容をお伝えする。また、その改正法に対して、企業はどのように対応しているのか、その対応状況をみてみることとする。
1 改正パートタイム労働法のポイント(2015年4月1日施行)
① 正社員と差別的取扱いが禁止されるパートタイム労働者の対象となる範囲の拡大
改正前は、職務内容と人材活用の仕組みが正社員と同一で、期間の定めのない労働契約(以下、無期労働契約)を締結しているパートタイム労働者が対象であったが、改正法では、人材活用の仕組みが正社員と同一で、期間の定めのある労働契約(以下、有期労働契約)のパートタイム労働者も、正社員との差別的取扱いが禁止された。
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