「無期転換ルール」の
確認とその対応
【第2回】
「企業が必ず行うべき事項」
特定社会保険労務士
TOMAコンサルタンツグループ(株) 取締役副理事長
TOMA社会保険労務士法人 代表社員
麻生 武信
1 自社の実態を確認する
企業が「無期転換ルール」に対応する上で、初めにすべきことは、自社における有期契約労働者の雇用実態を把握することです。
現在、有期契約労働者は何人いるのか、更新基準、更新回数はどのようになっているのか、社内規定をはじめとする労働条件、運用状況はどのようにされているのかなどを確認します。
2 企業の方針を明確にする
次に企業の対応方針を決めるわけですが、今後の業況や事業方針、人員計画、現在の人手不足の状況や採用の状況などを勘案しながら、以下の3つの選択肢を検討する必要があります。
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