活力ある会社を作る
「社内ルール」の作り方
【第3回】
「会社の企業統治のステップ」
特定社会保険労務士 下田 直人
〈企業統治法は繰り返す〉
企業統治には、次のようなステップがあると考える。
単体の企業もこのステップを踏むし、日本だけでなくグローバルで大括りにした場合でも、俯瞰してみると同じステップを踏んでいるのではないかと思う。
そのステップとは、以下のようなものである。
[ステップ1]
経営者の考えや目に見えないが、皆がなんとなく共有している文化・風土による統治
[ステップ2]
明文化された規則による統治
[ステップ3]
戦略的に構築した文化や風土による統治

最初の[ステップ1]では、経営者自身の考えや、なんとなく社内に出来上がった文化や風土に皆が従い、企業が統治されていく。この段階では、経営者と従業員との間の距離も近く、従業員間の距離も近いため、特段明文化されたものがなくても、なんとなく阿吽の呼吸ですべてがスムーズに動いていく。
ある意味、経営者の顔を見ながら従業員が働くことにもなるのだが、距離が近く、「社長の喜ぶこと、嫌がること」が予測できるため、特段問題が生じない。
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