公開日: 2013/08/29 (掲載号:No.33)
文字サイズ

神田ジャズバー夜話 「4.プレイGさん」

筆者: 山本 博一

カテゴリ:

「次はこれ、ぼくの愛聴盤。トニー・ベネット」
Gさんは自分で持込んだCDを次々と私にかけさせ、店中に響く大きな声で解説を続けている。これじゃ音楽は聴こえない。
「M子さあ、これ最高なんだよ」
いつもはよく喋るM子も今夜はあらぬ方角をじっと睨み、Gさんが話し掛けても返事もしない。話し掛けたGさんもM子の方を見ようとしない。
「トニー・ベネット、いいねえ、ナイアンデ〜」Gさんはとうとう歌いだした。もう黙らせようと思ったら、M子がいきなり喋りだした。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員登録およびログインが必要です。

すでに会員登録をされている方は、下記ボタンからログインのうえ、ご覧ください。

Profession Journalのすべての記事をご覧いただくには、「プレミアム会員(有料)」へのご登録が必要となります。
なお、『速報解説』については「一般会員(無料)」へのご登録でも、ご覧いただけます。
※他にもWebセミナー受け放題のスーパープレミアム会員などがございます。

会員登録がお済みでない方は、下記会員登録のボタンより、ご登録のお手続きをお願いいたします。

「次はこれ、ぼくの愛聴盤。トニー・ベネット」
Gさんは自分で持込んだCDを次々と私にかけさせ、店中に響く大きな声で解説を続けている。これじゃ音楽は聴こえない。
「M子さあ、これ最高なんだよ」
いつもはよく喋るM子も今夜はあらぬ方角をじっと睨み、Gさんが話し掛けても返事もしない。話し掛けたGさんもM子の方を見ようとしない。
「トニー・ベネット、いいねえ、ナイアンデ〜」Gさんはとうとう歌いだした。もう黙らせようと思ったら、M子がいきなり喋りだした。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員登録およびログインが必要です。

すでに会員登録をされている方は、下記ボタンからログインのうえ、ご覧ください。

Profession Journalのすべての記事をご覧いただくには、「プレミアム会員(有料)」へのご登録が必要となります。
なお、『速報解説』については「一般会員(無料)」へのご登録でも、ご覧いただけます。
※他にもWebセミナー受け放題のスーパープレミアム会員などがございます。

会員登録がお済みでない方は、下記会員登録のボタンより、ご登録のお手続きをお願いいたします。

連載目次

筆者紹介

山本 博一

(やまもと・ひろかず)

1956年2月29日、東京都江戸川区生まれ。同在住。
2007年2月に脱サラして神田の地下にジャズバーを開店。困窮しながらも6年を経て継続中である。
著書に、桑原聡氏と共著2010年「酒とジャズの日々」(医療タイムス 社2010年)がある。

#