なぜ工事契約会計で不正が起こるのか?
~東芝事件から学ぶ原因と防止策~
【第3回】
(最終回)
「不正を防止するための施策」
公認会計士・税理士 中谷 敏久
Ⅰ 不正の原因
工事進行基準による会計処理を適正に行うためには、3要素(工事収益総額、工事原価総額、決算日における工事進捗度)のうち工事原価総額を信頼性をもって見積もる必要があり、それが故意又は過失によりなされない場合、会計不正が生じる。具体的には、売上の過大計上であり、工事損失引当金の過少計上又は未計上である。
ではなぜ、そのような会計不正が日本を代表する企業で起こったのか、また、発生を防止することができなかったのか。
報告書では直接的な原因と間接的な原因に分けて、以下のように分析されている。
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