公開日: 2014/04/10 (掲載号:No.64)
文字サイズ

復興特別法人税の廃止に伴う税効果会計適用上の留意点

筆者: 石川 理一

復興特別法人税の廃止に伴う

税効果会計適用上の留意点

 

仰星監査法人
公認会計士 石川 理一

 

はじめに

平成26年3月31日、所得税法等の一部を改正する法律(以下、改正法)が公布された。この中で、「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」いわゆる復興財源確保法についても一部改正され、復興特別法人税が1年前倒しで廃止されることとなった。

本稿では、復興特別法人税の廃止により、税効果会計適用上どのような対応が必要となるかについて解説する。

文中、意見に関する部分は筆者の私見であり、筆者が所属する法人の見解ではないことを申し添える。

 

1 復興特別法人税廃止による法定実効税率への影響

法定実効税率は、事業税(地方法人特別税を含む。以下同じ)の損金算入の影響を考慮して以下のように算定される。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

復興特別法人税の廃止に伴う

税効果会計適用上の留意点

 

仰星監査法人
公認会計士 石川 理一

 

はじめに

平成26年3月31日、所得税法等の一部を改正する法律(以下、改正法)が公布された。この中で、「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」いわゆる復興財源確保法についても一部改正され、復興特別法人税が1年前倒しで廃止されることとなった。

本稿では、復興特別法人税の廃止により、税効果会計適用上どのような対応が必要となるかについて解説する。

文中、意見に関する部分は筆者の私見であり、筆者が所属する法人の見解ではないことを申し添える。

 

1 復興特別法人税廃止による法定実効税率への影響

法定実効税率は、事業税(地方法人特別税を含む。以下同じ)の損金算入の影響を考慮して以下のように算定される。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

筆者紹介

石川 理一

(いしかわ・りいち)

仰星監査法人 マネージャー
公認会計士

1996年に中央監査法人名古屋事務所に入所し、その後ベンチャー企業の経理マネージャーを経て、2004年に東京北斗監査法人(現 仰星監査法人)に入所。
法定監査、上場準備会社向けの監査を中心に様々な業種の会計監査業務に従事する。
日本公認会計士協会東京会 監査表示チェックリストプロジェクトチーム副構成委員長。
2016年6月退所。

【主著】
・『会社経理実務辞典』(共著・日本実業出版社)
・『最新「純資産の部」の会計・税務』(共著・ぎょうせい)

記事検索

メルマガ

メールマガジン購読をご希望の方は以下に登録してください。

#
#