〔検証〕
適時開示からみた企業実態
【事例28】
21LADY株式会社
「定時株主総会における株主提案議案の承認可決による役員異動及び代表取締役の異動に関するお知らせ」
(2018.6.27)
事業創造大学院大学 准教授
鈴木 広樹
1 今回の適時開示
今回取り上げる適時開示は、21LADY株式会社(以下「21LADY」という)が平成30年6月27日に開示した「定時株主総会における株主提案議案の承認可決による役員異動及び代表取締役の異動に関するお知らせ」である。
同社の代表取締役の広野道子氏(本名は「藤井道子」。以下「広野氏」という)が、株主総会において取締役に再任されず、結果として代表取締役が別の方に交代することになったという内容である。
代表取締役の取締役再任が否決されるというのは珍しい。同氏も、そうなるとは夢にも思っていなかっただろう。同氏は、同社の創業者であり、かつ、議決権比率33.4%の筆頭株主でもあるのだ(したがって、同氏以外のほとんどの株主が、同氏の取締役再任に反対したということに)。
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