残業代の適正な計算方法
【第5回】
「残業代の支払方法」
社会保険労務士 井下 英誉
1 はじめに
第1回から第4回の内容に基づいて残業代が正しく計算されても、支払方法に問題があれば、未払賃金問題としてトラブルになる可能性がある。
そこで連載最終回となる今回は、残業代の正しい支払方法について解説する。
2 残業代の支払方法
① 法所定計算方式
毎月の実時間外労働時間数(第1回から第3回までを参照)に時間外労働単価(第4回を参照)を乗じて算出した時間外労働手当(残業手当)を支払う方式である。
残業代の支払方法として、法に則した最も一般的な方法である。
② 定額支払方式
残業代を定額で支払う場合、「基本給とは別の手当として支払う方法」と「基本給に含めて支払う方法」の2種類がある。
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