税理士が知っておきたい
e‐Tax(電子申告)最新の常識
【第3回】
「実務上の失敗談とQ&A」
(株)よつばコンサルティング
税理士 石渡 晃子
税理士 青木 岳人
■5 【ありがちな失敗談】
初めてのe‐Taxというのは、とかく緊張するものである。
パソコン操作に自信がない場合はなおさらである。
筆者自身も初めてe‐Taxによる申告及び納税を行った時は、心拍数が上がり、手に汗を握りマウスをクリックしたものである。
また、クリック一つで申告及び納税が完了するというあまりの簡単さに、逆に不安を抱き、税務署及び地方公共団体に完了の問合せをしたほどである。
税務署もe‐Taxを強く推奨しているせいもあってか、こういった問合せにも即座に丁寧に対応していただき、心強い限りである。
筆者自身の体験談はさておき、今回はありがちな失敗談や注意すべき点を挙げる。
(1) パスワードを忘れた!
まずは、オンライン手続であるが故にありがちな失敗が、各種パスワードの紛失である。
e‐Taxの場合、利用開始時に提出する「電子申告・納税等開始(変更等)届出書」の作成時に各種パスワードも設定するのだが、パスワードには“暗証番号”と“納税用確認番号”の2種類がある。
“納税用確認番号”については、忘れてしまった場合でも再設定可能なため、紛失によるリスクはない。しかし、“暗証番号”はメッセージボックスの確認時、申告書への税理士電子署名及び送信時、前述の“納税用確認番号”の再設定時等に不可欠であり、これを忘れてしまうと何もできなくなる。
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