〔新規事業を成功に導く〕
フィージビリティスタディ10の知恵
【第3回】
「検証しやすい仮説はこう作る!」
中小企業診断士 西田 純
フィージビリティスタディについての連載も第3回となりました。これまで、フィージビリティスタディとは新規投資案件に関する「仮説検証プロセス」であるということ、仮説とは、条件さえ整えばスタディの対象となる「新規事業」が儲かって会社が発展する見通しであるということ、さらに検証プロセスにおいては仮説をしっかりと把握したうえで、何のためにどんな裏付け情報を取ろうとしているのかを常に意識することの大切さをお伝えしました。
今回は、検証しやすい仮説の作り方について説明します。
▷ 新規事業が儲かるためには
「条件さえ整えば儲かる」ためにはまず、「儲け」とは具体的に何のことなのかがしっかりと認識されなくてはなりません。その前提条件として、まずは資金流出額に比べて流入額が大きいことが求められます。計画上例外的に、単年度で流出額が流入額より大きくなってしまうことがあるかもしれませんが、その場合には資金の累積残高から融通するなどして、資金ショートを起こさないようにしなくてはなりません。短期的には資金ショートさえ起こさなければ事業は存続できるわけですから。
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