〈経理部が知っておきたい〉
炭素と会計の基礎知識
【第19回】
「複数シナリオで未来を読む ~気候シナリオ分析の考え方」
公認会計士 石王丸 香菜子
〔ジャーナル食品社の登場人物〕

ジャーナル食品社は、加工食品の製造・販売を営む企業です。
昼休みをむかえたサステナビリティ推進室では、ハルカちゃんが何やらリストをのぞき込んでいます。
〈ハルカちゃん〉
レインウェアと飲み物と・・・。
持ち物リストを何度もチェックしても、ちょっと心配だな。
〈ツチヤくん〉
今回は低山の山登りだから、心配し過ぎなくて大丈夫!
ぼくもシラトリくんもしっかり準備しているし。
〈ミズノ室長〉
いよいよハルカちゃんの山登りデビューね!
明日の天気は「くもり時々晴」の予報だから、楽しめそう!
〈ツチヤくん〉
そうですね。ただ、「くもり時々晴」のシナリオと、「くもり時々小雨」のシナリオの両方を想定しています。途中で雨になったら、整備された下山道を使って引き返すつもりです。
〈ミズノ室長〉
天気が変わる場合も想定して準備や対策をしておくのね。
その考え方は「シナリオ分析」に通じるものがあるわ。
* * *
気候関連開示におけるシナリオ分析とは、将来の気候変動の進展や気候政策、市場・技術動向などに関する複数の将来像(気候シナリオ)を想定し、それぞれの状況下で企業の事業や財務に生じ得る影響を評価する手法をいいます。企業は、この分析を通じて気候関連のリスク及び機会を把握し、自社の戦略やビジネスモデルが異なる将来環境に対してどの程度レジリエンス(耐性)を有するかを検討します。
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