公開日: 2024/07/18
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《速報解説》 四半期開示制度の見直しを受け、監査基準報告書等の改正案が公表される~表現等を中心に見直し~

筆者: 阿部 光成

《速報解説》

四半期開示制度の見直しを受け、
監査基準報告書等の改正案が公表される

~表現等を中心に見直し~

 

公認会計士 阿部 光成

 

Ⅰ はじめに

2024年7月16日、日本公認会計士協会は、「四半期開示制度の見直しに伴う監査基準報告書等の改正及び品質管理基準報告書の改正」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。

これは、今般の四半期開示制度の見直しを受けて、関連する監査基準報告書等について所要の見直しを行うものである。

意見募集期間は2024年7月29日までである。

文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅱ 主な内容

監査基準報告書240「財務諸表監査における不正」など多岐にわたる改正となっている。

例えば、「四半期レビュー」を「期中レビュー」とする改正である。

 

Ⅲ 適用時期等

2024年4月1日以後開始する事業年度に係る財務諸表の監査及び同日以後開始する中間会計期間に係る中間財務諸表の中間監査から適用する予定である。

「後発事象に関する監査上の取扱い」(監査基準報告書560実務指針第1号)は、2024年6月30日以後終了する中間会計期間に係る中間監査又は期中レビューから適用する予定である。

このように、各報告書において規定されているものもあるので、注意が必要である。

(了)

《速報解説》

四半期開示制度の見直しを受け、
監査基準報告書等の改正案が公表される

~表現等を中心に見直し~

 

公認会計士 阿部 光成

 

Ⅰ はじめに

2024年7月16日、日本公認会計士協会は、「四半期開示制度の見直しに伴う監査基準報告書等の改正及び品質管理基準報告書の改正」(公開草案)を公表し、意見募集を行っている。

これは、今般の四半期開示制度の見直しを受けて、関連する監査基準報告書等について所要の見直しを行うものである。

意見募集期間は2024年7月29日までである。

文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅱ 主な内容

監査基準報告書240「財務諸表監査における不正」など多岐にわたる改正となっている。

例えば、「四半期レビュー」を「期中レビュー」とする改正である。

 

Ⅲ 適用時期等

2024年4月1日以後開始する事業年度に係る財務諸表の監査及び同日以後開始する中間会計期間に係る中間財務諸表の中間監査から適用する予定である。

「後発事象に関する監査上の取扱い」(監査基準報告書560実務指針第1号)は、2024年6月30日以後終了する中間会計期間に係る中間監査又は期中レビューから適用する予定である。

このように、各報告書において規定されているものもあるので、注意が必要である。

(了)

筆者紹介

阿部 光成

(あべ・みつまさ)

公認会計士
中央大学商学部卒業。阿部公認会計士事務所。

現在、豊富な知識・情報力を活かし、コンサルティング業のほか各種実務セミナー講師を務める。
企業会計基準委員会会社法対応専門委員会専門委員、日本公認会計士協会連結範囲専門委員会専門委員長、比較情報検討専門委員会専門委員長を歴任。

主な著書に、『新会計基準の実務』(編著、中央経済社)、『企業会計における時価決定の実務』(共著、清文社)、『新しい事業報告・計算書類―経団連ひな型を参考に―〔全訂第2版〕』(編著、商事法務)がある。

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