リース会計基準(案)を学ぶ 【第6回】「借手のリースの会計処理②」-借手のリース期間-
前回(第5回)に続き、借手のリースの会計処理について解説する。今回は、借手のリース期間について解説する。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
リース会計基準(案)を学ぶ 【第5回】「借手のリースの会計処理①」-使用権資産及びリース負債の計上額、借手のリース料、使用権資産の償却-
今回から3回にわたり、借手のリースの会計処理について解説する。
リース会計基準(案)は、主として借手の会計処理について改正を行うものであり(リース会計基準(案)BC33項)、基本的に、借手のすべてのリースについて資産及び負債の計上を求めるものである(リース会計基準(案)BC12項、BC34項)。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
〈一から学ぶ〉リース取引の会計と税務 【第8回】「ファイナンス・リース取引の会計処理(借手)」~例年処理(減価償却、支払利息)~
前回は、ファイナンス・リース取引の借手の会計処理について、契約時・取得時の会計処理を整理しました。今回は、例年の会計処理についてみていきます。
リース会計基準(案)を学ぶ 【第4回】「リースの識別」-リースを構成する部分とリースを構成しない部分の区分-
前回(第3回)に続き、リースの識別について解説する。
リースの識別については、前回(第3回)に解説した「リースの識別の判断」のほかに、「リースを構成する部分とリースを構成しない部分の区分」についても規定されている。
今回は、この「リースを構成する部分とリースを構成しない部分の区分」について解説する。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
リース会計基準(案)を学ぶ 【第3回】「リースの識別」
今回は、リースの識別について解説する。
リース会計基準(案)における「リースの識別」は、「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号)では置かれていなかった規定である(リース適用指針(案)BC144項)。
「リースの識別」の規定にしたがって、契約がリースを含むか否かを判断することになるので、当該規定は、リースに関する会計処理を行うにあたって重要なプロセスであると考えられる。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
〈一から学ぶ〉リース取引の会計と税務 【第7回】「ファイナンス・リース取引の会計処理(借手)」~契約時(取得価額)~
前回まで、リース取引の種類について、下の図のように整理しました。今回からはリース取引の会計処理についてみていきます。リース取引の種類やリース物件の借手・貸手によって、会計処理は異なります。今回からは、まず、ファイナンス・リース取引の借手の会計処理を解説します。
リース会計基準(案)を学ぶ 【第2回】「リースの定義」
今回は、リースの定義について解説する。
定義については、次のように規定されている(リース会計基準(案)BC18項)。
リース会計基準(案)を学ぶ 【第1回】「基本的な考え方と適用範囲」
2023年5月2日、企業会計基準委員会は、企業会計基準公開草案第73号「リースに関する会計基準(案)」(以下「リース会計基準(案)」という)等を公表し、意見募集を行っている。
意見募集期間は2023年8月4日までである。
リース会計基準(案)は、リースの識別をはじめ、これまでとは異なる実務を求めることとなる部分もあることから、実務への適用に際しては、十分な理解が必要となる。
本シリ-ズは、公開草案の段階ではあるものの、リース会計基準(案)について基本的な理解に資するように解説を行うものである。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。
〈一から学ぶ〉リース取引の会計と税務 【第6回】「セール・アンド・リースバック取引と転リース取引」
【第5回】では、所有権移転ファイナンス・リース取引と所有権移転外ファイナンス・リース取引の判定について整理しました。今回はリース取引の中でも、セール・アンド・リース取引と転リース取引について概要を見ていきます(会計処理は別の回で扱います)。