公開日: 2013/04/23
文字サイズ

《速報解説》 「特別目的会社の連結範囲等に関する検討の中間取りまとめ」の解説

筆者: 阿部 光成

《速報解説》

「特別目的会社の連結範囲等に関する検討の中間取りまとめ」の解説

 

公認会計士 阿部 光成

 

平成25年3月29日、企業会計基準委員会は「特別目的会社の連結範囲等に関する検討の中間取りまとめ」(以下「中間整理」という)を公表した。

中間整理は、特別目的会社に関する連結の取扱いに関する現在までの検討状況について中間的に取りまとめを行ったものであり、論点整理や公開草案のようなコメントの募集は行われていない。

中間整理は大きく分けて、次の論点から構成されている。

① これまでの検討の経緯

② 特別目的会社の連結範囲

③ 資産の流動化に関する会計基準等の見直し

以下では、中間整理の概要を述べ、整理の状況について解説を行う。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅰ これまでの検討の経緯

これまでの検討の経緯として、次のことが述べられている。

① 「一定の特別目的会社に係る開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第15号)の設定

② 「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号。以下「連結会計基準」という)の改正

③ 国際財務報告基準(IFRS)第10号「連結財務諸表」(以下「IFRS第10号」という)の公表

そして、次の事項に関して現在までの検討状況についての中間的なとりまとめを行ったことについて述べている。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

《速報解説》

「特別目的会社の連結範囲等に関する検討の中間取りまとめ」の解説

 

公認会計士 阿部 光成

 

平成25年3月29日、企業会計基準委員会は「特別目的会社の連結範囲等に関する検討の中間取りまとめ」(以下「中間整理」という)を公表した。

中間整理は、特別目的会社に関する連結の取扱いに関する現在までの検討状況について中間的に取りまとめを行ったものであり、論点整理や公開草案のようなコメントの募集は行われていない。

中間整理は大きく分けて、次の論点から構成されている。

① これまでの検討の経緯

② 特別目的会社の連結範囲

③ 資産の流動化に関する会計基準等の見直し

以下では、中間整理の概要を述べ、整理の状況について解説を行う。
なお、文中、意見に関する部分は、私見であることを申し添える。

 

Ⅰ これまでの検討の経緯

これまでの検討の経緯として、次のことが述べられている。

① 「一定の特別目的会社に係る開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第15号)の設定

② 「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第22号。以下「連結会計基準」という)の改正

③ 国際財務報告基準(IFRS)第10号「連結財務諸表」(以下「IFRS第10号」という)の公表

そして、次の事項に関して現在までの検討状況についての中間的なとりまとめを行ったことについて述べている。

この記事全文をご覧いただくには、プロフェッションネットワークの会員(プレミアム
会員又は一般会員)としてのログインが必要です。
通常、Profession Journalはプレミアム会員専用の閲覧サービスですので、プレミアム
会員のご登録をおすすめします。
プレミアム会員の方は下記ボタンからログインしてください。

プレミアム会員のご登録がお済みでない方は、下記ボタンから「プレミアム会員」を選択の上、お手続きください。

筆者紹介

阿部 光成

(あべ・みつまさ)

公認会計士
中央大学商学部卒業。阿部公認会計士事務所。

現在、豊富な知識・情報力を活かし、コンサルティング業のほか各種実務セミナー講師を務める。
企業会計基準委員会会社法対応専門委員会専門委員、日本公認会計士協会連結範囲専門委員会専門委員長、比較情報検討専門委員会専門委員長を歴任。

主な著書に、『新会計基準の実務』(編著、中央経済社)、『企業会計における時価決定の実務』(共著、清文社)、『新しい事業報告・計算書類―経団連ひな型を参考に―〔全訂第2版〕』(編著、商事法務)がある。

新着情報

もっと⾒る

記事検索

メルマガ

メールマガジン購読をご希望の方は以下に登録してください。

#
#