《速報解説》
金融庁 企業会計審議会開催
~不正リスク対応基準を承認。
IFRSの議論はかみ合わず
Profession Journal編集部
金融庁は3月26日、企業会計審議会総会・企画調整部会合同会議を開き、「監査基準の改定及び監査における不正リスクの対応基準の設定に関する意見書」を承認するとともに、IFRSについて、カナダと韓国における適用状況の報告及び我が国の当面の対応について意見交換を行った。
「企業会計審議会総会・企画調整部会合同会議 議事次第」
出席した島尻安伊子内閣府金融担当大臣政務官から「日本における国際会計基準適用の在り方については様々な考え方があり、適用の今後の方向性については、幅広い共通理解が得られるよう、引き続き議論を行っていく必要がある。国際情勢を踏まえ、日本が孤立することのないように留意をしつつ、日本にとって最適な対応を総合的に検討してほしい」という発言があり、当面、これまでの議論を続けるという政府のスタンスを明らかにした。
IFRSのカナダ・韓国での適用状況
事務局(金融庁)より、カナダ、韓国ともIFRS適用についておおむね順調に適用されているという報告があった。しかしそれを受け、佐藤行弘委員(三菱電機常任顧問)から、経済産業省企業財務委員会が、韓国高麗大学のジョン・ソクウ教授を招請し行った「韓国でのIFRS導入について」の講演の中で、「韓国でのIFRS適用はほぼ問題なく進捗したが、企業間の比較可能性が低下し、また海外からの投資、特に欧州からの投資が低下した」という指摘があったことを報告した。
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