〔検証〕
適時開示からみた企業実態
【事例81】
フジテック株式会社
「臨時株主総会決議の結果等に関するお知らせ」
(2023.2.24)
公認会計士/事業創造大学院大学教授
鈴木 広樹
1 今回の適時開示
今回取り上げる開示は、フジテック株式会社(以下「フジテック」という)が2023年2月24日に開示した「臨時株主総会決議の結果等に関するお知らせ」である。タイトルどおり同日開催された臨時株主総会の決議結果が記載されているのだが、それだけではない。タイトルをよく見ると、「臨時株主総会決議の結果」の後に「等」が付されている。この「等」は何かというと、2023年2月21日に開示された「社外取締役辞任及び当社臨時株主総会付議議案の一部撤回に関するお知らせ」の一部訂正である。
まず臨時株主総会の決議結果の方は、Oasis Investments Ⅱ Master Fund Ltd.及びOasis Japan Strategic Fund Ltd.(以下「オアシス」という)により招集請求された臨時株主総会において(2022年12月6日に「株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ」を開示)、フジテックの元々いた社外取締役5名のうち3名が解任され、オアシスが提案した社外取締役4名が選任されたという内容である。
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