公開日: 2012/11/22 (掲載号:No.0 創刊準備4号)
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改正「退職給付会計」の要点と実務上のポイント【第4回】「退職給付制度・年金資産運用の再検討」

筆者: 堀田 晃裕

改正「退職給付会計」の要点と

実務上のポイント

【第4回】

「退職給付制度・年金資産運用の再検討」

 

有限責任監査法人トーマツ
堀田 晃裕

 

2012年5月17日に企業会計基準委員会より、企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」及び企業会計基準適用指針第25号「退職給付に関する会計基準の適用指針」が公表された。改正後基準(前述の会計基準及び適用指針を総称してこう呼ぶことにする)の改正前基準からの主な変更点は5点あり、以下のとおりである。

(1)未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の処理方法
(2)開示の拡充
(3)退職給付債務及び勤務費用の計算方法
(4)複数事業主制度の取扱いの見直し
(5)長期期待運用収益率の考え方の明確化

前回は改正適用時の実務(財務諸表への影響)について述べたが、今回はそれらを踏まえ、退職給付制度や年金資産運用について再検討すべきポイントなど、いくつか検討ポイントを挙げてこれについて述べる。

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実務上のポイント

【第4回】

「退職給付制度・年金資産運用の再検討」

 

有限責任監査法人トーマツ
堀田 晃裕

 

2012年5月17日に企業会計基準委員会より、企業会計基準第26号「退職給付に関する会計基準」及び企業会計基準適用指針第25号「退職給付に関する会計基準の適用指針」が公表された。改正後基準(前述の会計基準及び適用指針を総称してこう呼ぶことにする)の改正前基準からの主な変更点は5点あり、以下のとおりである。

(1)未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用の処理方法
(2)開示の拡充
(3)退職給付債務及び勤務費用の計算方法
(4)複数事業主制度の取扱いの見直し
(5)長期期待運用収益率の考え方の明確化

前回は改正適用時の実務(財務諸表への影響)について述べたが、今回はそれらを踏まえ、退職給付制度や年金資産運用について再検討すべきポイントなど、いくつか検討ポイントを挙げてこれについて述べる。

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連載目次

筆者紹介

堀田 晃裕

(ほった・あきひろ)

年金数理人

1991年より都市銀行(総合研究所)にて年金コンサルティング業務に従事。2000年10月監査法人トーマツ入社、金融インダストリーグループに所属し、退職給付に係る監査業務、年金コンサルティング業務、退職給付債務の評価業務、年金デューデリジェンス業務など数多く手がける。日本年金数理人会理事。

【主著】
・『退職給付会計 日本基準からIFRSへ』(清文社)
・『IFRSの考え方と実務対応』(日本公認会計士協会出版局)
・『トーマツ会計セレクション ②退職給付会計』(清文社)
(いずれも共著)

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