会社が取り組む
社員の健康管理
【第5回】
「快適な職場環境作り」
社会保険労務士 佐藤 信
1 はじめに
労働者の多くは、1日のうちおよそ3分の1を仕事に関する時間として費やしているが、劣悪な環境、不自然な体勢など不快な状況での作業は心身へのストレスを大きくし、健康障害や作業能率の低下を生じさせる原因となることがある。
労働災害の減少、健康障害の防止のほか従業員の不満・不快な要因を取り除きながら事業活性化につなげていくためにも、快適な職場環境の形成は必要である。
作業環境や施設・設備などのハード面、人間関係その他のソフト面について現状を的確に把握し、優先順位を掲げながら職場の環境改善を図っていきたい。
2 快適な職場環境形成のための目標設定
仕事による疲労やストレスを感じることの少ない職場作りを行うには、快適化の目標を立て、計画的に実施していくことが望ましい。
以下、職場快適化の目標やチェック項目の設定例を掲げていくこととする。
(1) 作業環境
不快と感じることがないよう、空気の汚れ、臭気、温度、湿度等の作業環境を適切に維持管理する。
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