《速報解説》
会計士協会、国際会計士連盟の動向受け
「違法行為への対応に関する指針」(公開草案)等を公表
~組織内会計士に対する規定は別途検討を予定~
公認会計士 阿部 光成
Ⅰ はじめに
平成29年10月6日、日本公認会計士協会は次のものを公表し、意見募集を行っている。
① 「倫理規則」の改正について(公開草案)
② 「独立性に関する指針」の改正について(公開草案)
③ 「職業倫理に関する解釈指針」の改正について(公開草案)
④ 「違法行為への対応に関する指針」(公開草案)
これは、2015年4月及び2016年7月に国際会計士連盟(International Federation of Accountants:IFAC)における国際会計士倫理基準審議会(International Ethics Standards Board for Accountants:IESBA)の倫理規程(Code of Ethics for Professional Accountants)が、非保証業務に関する独立性及び違法行為への対応に関して改正されたことを受けたものである。
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